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2%の物価上昇は、1000万円の蓄えが980万に減ることと同じだ!?今こそ検討すべきは、資産運用についての議論だ。

新年を迎え、多くの人が新たな目標を考えているかもしれません。そこで、今年は賢明な資産運用を検討することが重要です。友人のエピソードを通じて、物価上昇が貯蓄を減少させる現実を考えてみましょう。老後の資産について話し合うことは、今後の生活において不可欠です。

物価が上昇する現代では、単なる預金・貯金だけでは不安が残ります。例えば、1000万円の貯蓄が年に2%の物価上昇によって20万円減少し、980万円の価値になる可能性があります。特に中高年の方々は、将来の収入が減少する中で資産を有効に活用する必要があります。

資産運用は難しく感じられるかもしれませんが、今の時代では避けて通れないテーマとなっています。定期的な給与だけでは将来に不安を感じる時期がやってきます。友人のように資産運用について話し合うことで、将来に向けた計画を立てることができます。

資産運用を始めるためには、まず現状を把握し、投資できる範囲を見極めることが大切です。具体的な投資先の検討やリスクとリターンの理解も重要です。投資は長期的な視点で行うことが鉄則であり、早めに始めることが勧められます。

我が家も預金や定期預金が中心でしたが、友人の話を通じて資産運用の重要性を再認識しました。お金が全てではありませんが、将来の安心を考える上で資産の有効活用は欠かせません

 

やるべきこと① 現状把握

美紀子さんが友人に伝えられた通り、国全体で「貯蓄から投資へ」の機運が高まっている。そして、今年からは投資を考える上で重要なNISAの制度も大きく変わった。政策は様々だが、NISAの改正は国民にとって喜ばしいものであり、これによって資産運用が注目されるべき時期と言える。

投資を検討する上で、まずやるべきことは大まかに3つある。

急な話ですが、ご自身の現在の資産と債務(負債)を把握しているだろうか? これができなければ、適切な対策が難しく、老後の不安が余計に膨らんでしまうだろう。

資産と債務を整理するのに役立つのが、家計のバランスシートだ。これは企業の貸借対照表を、家庭に当てはめたものと考えてもいい。

家計のバランスシートの例(作成:筆者)

上記のように、資産には現金や預貯金だけでなく、株式や債券などの投資商品、生命保険、不動産、マイカーなど、換金可能なものが含まれる。価格は購入時のものではなく、おおよその時価で考えればいい。

債務には住宅ローンや自動車ローン、教育ローン、クレジットの未払い金などが含まれる。賃貸の場合、賃料は借金ではないので省いても構わない。

資産の総額から債務の総額を引いたものが実質的な財産だ。「2000万円も貯蓄があるから安心」というのではなく、思いがけない債務があれば老後資金が不足することになる。家計のバランスシートは老後資金の一助として、現状把握の手段と考えるべきだ。正確に把握しない限り、適切な対策は難しい。老後資金はこれを行なった上で、年金などの収入と毎月の生活費を比較していくことになる。

なお、厚生労働省の「2022年国民生活基礎調査の概況」によれば、「年金受給者のうち、年金だけで暮らせているのは全世帯の44%」という数字が出ている。今後これは悪化するだろう。

やるべきこと② 投資へ回せる範囲の把握

現在の財産が把握できたら、次は配偶者や自身の将来を考慮してみよう。働いているなら、いつまで働きたいか、働けそうか。その場合、月々の収入見込みや見込みなどを確認するといいだろう。健康状態ややりたいことも考えるべきだ。これは一度考えるべき重要な機会だ。

会社員なら、働き続けるかきっぱりと退職するかで、将来の投資に回せる金額は変わる。投資は必ずしも儲かるわけではなく、「損をしても許容できる限度はどれくらいか」を考えることが大切だ。

これは「資産運用で損をしても大丈夫な限度はどのくらいか」を検討することでもある。

やるべきこと③ 投資先を検討する

どれだけのお金を安全に保ち、どれくらいならリスクも考慮して投資に回せるか。これは帳簿だけの問題でなく、性格にも大きく左右される。美紀子さんの友人のように、少しの損失も受け入れがたい人は、資産運用には向かないだろう。

逆に、老後の資金を積極的に増やすことを考えている人には向いている。ただし、投資に回せる金額を適当に設定すると危険だ。しっかりと「①現状把握」と「②投資へ回せる範囲の把握」を先に行い、この程度で大丈夫という線をしっかり引くことが大事だ。

投資商品のリスクとリターン

投資の世界では、期待されるリターンが大きくなるほどリスクも高まる。都合のいい商品は存在しない。しかし、短期的にはハイリスク・ハイリターンだった商品も、長期にわたって見ればミドルリスク・ハイリターンになることがある。これが美紀子さんの友人が「長期投資が有利」と言っている理由だ。

リスクをコントロールするための代表的なアプローチが分散投資だ。

投資対象の分散だけでなく、投資するタイミングの分散も取り入れ、リスクを最小化しようとするのだ。

最後に、渋澤の一言。預貯金、債券、REITなどは低リスク低リターン。一方、FX、株式などは高リスク高リターンといえる。最初に投資商品のリスクとリターンの情報を収集し、どれくらい下がったら売るなどのルールを設けておくことも大切だ。

残念ながら、お金の価値が下がるインフレの時代においては、現金と預金が最も脆弱な資産になってしまう。これらを踏まえ、節度ある投資を行うことが求められるのではないだろうか。

 

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